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8月9日、11時02分

 

8月9日、11時02分

長崎県民にとっては深く心に刻まれた日時だと思います。

 

私たちも職場で揃って黙祷。

サイレンも鳴ります。

 

子どもの頃、県外で生まれ育ったいとこは8月9日のことはよくわかっていませんでした。

その日が登校日ではないということに驚き、さらに

「長崎の原爆の日いつだっけ?」というぐらいの感じだったことに、

えーなんで知らないの!?とびっくりしたことを覚えています。

 

 

思えば、長崎では8月9日が夏休み中の登校日であること。

その登校日に体育館で「平和集会」があること。

平和公園で平和祈念式典があること。

私の場合は、祖父が被爆者であること。

私は被爆三世ということになります。

 

平和公園にはたくさんの千羽鶴が県内外あちこちから送られたり、持ち込まれたりしています。

学校でみんなで折って千羽鶴にする。

企業でそういった活動をされるところもありますし、

お店などでお客様に協力してもらって千羽鶴を作られるところもこの時期前から多くあります。

日本人は素晴らしいと感じるひとつの瞬間でもあると思います。

 

 

先日、V・ファーレン長崎の試合観戦に行って来ました。

その会場でも「千羽鶴」のコーナーがあり、

私も微力ながら協力させていただきました。

 

テントで日陰は作っていただいているものの、この季節でこの気候、そして炎天下でした。

 

それでもかわるがわるテントに入り、鶴を折っている人の姿がありました。

ちょうど私が通りがかった時に、

ヴィヴィくんも頑張っていました!

 

8月9日、友人が

「74年前の長崎の11時02分を思うと、暑い、だなんて言ってられない。

市長の平和宣言、冒頭の17歳の少女の言葉を見て、涙が出た。

暑くても平和な今に感謝。」

と言っていました。

 

暑いのは、実際暑い。。

でも何かを考えるきっかけに。

平和を思うきっかけになるといいな。

 

もう74年もたちました。

まだ74年しか経っていません。

風化しないよう、気持ちが忘れられないように、平和な今がずっとずっと続きますように。